「廣久本葛」の塊はとても硬く、輝くように白いため、何か添加物のようなものでも使っているのでは? と言う声を耳にすることがあります。しかし、私どもでは食の安心、安全に照らしても一切、そういうものは使いませんし、また、必要としていません。秋月の水の力で寒晒しをし、時間をかけてじっくりと自然乾燥させていくことで際立つ白さになっていきます。
愚直で時代遅れ、非科学的な製法などと度々言われましたが、科学が発達する時代になればなるほど、先人の知恵や工夫がいかに素晴らしく、また、ものづくりをする上で手間暇をかけることがいかに大事なことかがよくわかります。
30~50年地下で育った” 寒根” を収穫します。何度も水さらし、乾燥を経て約半年から一年以上をかけて商品になります。
このようにして、滑らかな舌触りと粘りが生まれます。昔ながらの製法の 100% 純国産本葛 。
江戸のお殿様が食べていた同じ味です。
風邪のひき始めやお腹を壊したときには葛湯を食べ、二日酔いには花を煎じて飲み、葉の絞り汁は外傷に用い・・・と、葛は食用としてだけではなく昔から民間療法の一つとして私たちの暮らしの中に定着していました。また、マクロビオテックの愛好者の間では体を温める食材として重宝され、薬膳では逆に体の火照りを抑える(解熱)食材として料理に使われています。
葛の薬効については、すでに紀元1〜2世紀頃に編纂されたという中国の薬学書『神農本草経』や明治時代の薬学書『本草綱目』に記述があり、概ね保健薬のような扱いをされていたことが確認されています。また、現代においても葛の研究は行われていて、その薬効をホームページに公表している国立大学や薬品会社もあります。
食べることが生きることそのものであった時代から現代まで、葛は食用として、また薬用として、まさに医(薬)食同源の糧として私たち日本人の暮らしと健康を支えてきた伝統食材です。それをもっと積極的に活かすことで「腸活」「温活・妊活」「ダイエット&デトックス」が一度に全部できる「葛活」に取り組んで、健康づくりの真髄を目指してみませんか!
→詳しくは「葛 の特性と歴史・文化」をお読みください。
私たちが、「葛」ではなくわざわざ「本葛」と区別するのは理由があるからです。「葛」と表記していながら原材料は「甘薯」などと表記している商品が多数販売されているからです。私たちが製造・販売する商品は、すべてマメ科の植物である「葛」を原料にし、昔ながらの伝統的手法で作り上げた真の「葛デンプン(本葛)」です。マメ科の植物である「葛」ゆえに優秀な健康成分が含まれているのです。
◎健康成分
ポリフェノールの一種でイソフラボン(ダイゼイン、ゲニステインなど)をはじめとするフラボノイド類、さらにサポニンが含まれています。
ポリフェノール類は、一般的に抗酸化作用を持つとされワインや緑茶(カテキン)など多くの食品に含まれています。そのイソフラボンは大豆などに多く含まれていて、別名「植物性エストロゲン(女性ホルモン)」とも呼ばれています。
また、サポニンは、葛をはじめとするマメ科の植物に多く含まれていて、高麗人参の主成分としてもよく知られています。
◎本葛栄養成分表示:
※100g中の栄養成分(日本食品分析センター)
私たちのオススメする「腸活」は、単なる健康食品を摂るような話ではなく、また、一時期の流行でもありません。昔から「葛を食べるとお腹の調子が良くなる」と云われてきたことが、最近になって腸内環境(腸内細菌のバランスなど)についての最先端医学をとりあげたテレビのドキュメンタリー番組が放映され、その事実から葛が腸内の善玉菌のエネルギーになることがわかり、健康づくりにおける有用性が明らかになってきたのです。
その「腸内環境」については、厚生労働省のホームページに、『腸内細菌と健康』として詳しく公開されています。それによると・・・『ヒトの腸内細菌は、善玉菌と悪玉菌、そのどちらでもない中間の菌と、大きく分けて3つのグループで構成されていて、互いに密接な関係を持ち、複雑にバランスを保っている』とし、『悪玉菌は、たんぱく質や脂質が中心の食事・不規則な生活・各種のストレス・便秘などが原因で腸内に増え、善玉菌は乳酸や酢酸などを作り、腸内を酸性にすることによって悪玉菌の増殖を抑えて腸の運動を活発にし、食中毒菌や病原菌による感染の予防や、発がん性をもつ腐敗産物の産生を抑制する腸内環境を作る』と解説しています。
また、健康的な腸内環境とは、『ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌が優勢であり、その他の菌ができるだけ劣勢である状態』とし、『腸内の善玉菌の割合を増やす方法には、大きく分けて二通りあり、その一つは、ヨーグルトや乳酸菌飲料・納豆・漬物など、ビフィズス菌を含む食品から生きた善玉菌を直接摂取する方法。二つ目は、腸内にもともと存在する善玉菌を増やす作用のある食品を摂取する方法。その食品成分としては野菜類・果物類・豆類などに多く含まれているオリゴ糖や食物繊維で、消化・吸収されることなく大腸まで達し、腸内にもともと存在する善玉菌に、好きな炭水化物の「エサ」を与えて数を増やす』と考えられているという説明がなされています。
一般食品では、大豆・玉ねぎ・ごぼう・ネギ・ニンニク・アスパラガス・バナナなどにオリゴ糖や食物繊維が多く含まれていますので、食事の献立に取り込むことをオススメします。
マメ科である本葛のデンプンは、炭水化物の一つ。多糖類で食物繊維のような組成で「難消化性デンプン(※1)」と言われています。これは、小腸では消化・吸収されにくくしっかりと大腸まで届き、腸内の善玉菌が好む「エサ」となることがわかってきました。つまり、昔から葛を食べるとお腹の調子がいい、健康に良いと言われてきたのは、こうした“お腹の中の事情”があったからだと思われます。私たちが、積極的な健康づくりに「葛活」をお薦めするのは、こうした確かな理由からです。
しかし、いくら胃や小腸で吸収されないものがいいからと言って、そればかり食べていては今度、私たちの活動するエネルギーが得られません。ただ、結果的に現代人は消化の良いものや脂質の多いものばかりを食べる傾向にあるため、どうしても大腸まで栄養分が届かないという“現代人の食の事情”があることも事実です。
今、日本人の食生活は西欧化していて和食の良さが忘れ去られようとしています。ご飯で半分程度のカロリーを摂り、残りを肉や魚、豆腐、キノコ類やワカメ、また葛も利用して一汁三菜の和食を今一度見直し、栄養バランスの良い、腹八分目の食事を心がけることが何より大切なことではないでしょうか。
多糖類で食物繊維のような組成とは、葛独特の“とろみ”のことを思い浮かべてください。そのとろみのある長い繊維が腸壁の汚れをスッキリ、クリーンに大掃除します。さらに、その汚れを“とろみ”に包み込んでしまうためスルスルと腸内を抜け、体外に排出されやすいこともわかってきました。
腸内環境を健全な状態に保つ腸内細菌のエサとなり、また、腸内のお掃除屋さんとしても役立つ「腸活」は、まさに健康づくりの要と言えます。
昔から、冬の寒い夜はお湯に溶かした葛湯を飲んで体をぽかぽかにしてから床に入ると寝つきがいいと云われていましたが、ぽかぽかの理由はほかにもあったのです。「難消化性デンプン」である本葛が腸内細菌のエサとなり善玉菌(乳酸菌や酢酸)が増えると腸内で発酵が始まると言われます。発酵するときには熱が発生しますので結果的に体もぽかぽかするというわけです。これが「温活」の最大のメリットです。
一般的に発酵食品が体にいいとされるのも腸内での発酵を促すことにつながるからですが、現代人は慢性的な運動不足の上にトマトやきゅうりなど体を冷やす生野菜を一年中食べ、カフェインの多い飲みものや冬でも冷たい飲み物を飲み、体を冷やしやすい食生活に慣れてしまっています。これではお腹が冷え、内臓の働きも鈍くなり、腸内の発酵も起きにくく、結果的に血行も悪くなって代謝が落ち、脂肪燃焼がしづらくなるといった悪循環に陥りかねません。そのため、昨今のコロナウイルスなどに対する人の免疫力は、体温が1度下がると数十%落ちるということが今や報道によって大勢の知るところとなっています。
また、冷えた体を温めるとき、人の体はまず心臓など生命活動に関係する主要な臓器を優先的に温めると言われます。その他の臓器、例えば子宮や卵巣などは後回しにされますので、いつも体をぽかぽか状態にしておくことが「妊活」にはとても大切なことなのです。
現代人は高脂肪・高タンパク質の食事が多く、概ね食べ過ぎと言われます。それゆえに消化が追いつかず、不完全燃焼のまま未消化物や老廃物が血管や腸の中に溜まり、それが生活習慣病などの一因になっていると考えられています。 そこで、“胃腸を休ませて養生してあげる”という考え方から、いつもの夕食を葛で溶いた“玄米甘酢”などに置き換える“プチ断食”を、マクロビオテックの指導者である岡部賢二先生(岡部賢二先生との対談を参照)は提唱しています。先生の指導によって、すでに多くの方が葛を活用した“プチ断食”を行なっていて、マクロビオテックの「一物全体」の考え方から葛の葉でつくった「葛葉茶」を一緒に摂ることで陰陽のバランスも非常に良いと考えられているようです。
下記のような心当たりのある方は今すぐ「葛活」をオススメします!
□品名 | |
廣久本葛 化粧箱入 本葛(固形)130g |
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□原材料名 | |
本葛(九州産) |
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□内容量 | |
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本葛(固形)130g×1本 |
□保存方法 | |
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直射日光・高温多湿を避け常温で保存してください |
□賞味期限 | |
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5年 |
□品名 | |
廣久本葛 化粧箱入 本葛(固形)130g |
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□原材料名 | |
本葛(九州産) |
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□内容量 | |
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130g×1 本 |
□保存方法 | |
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直射日光・高温多湿を避け常温で保存してください |
□賞味期限 | |
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5年 |
価格:3,500円(税込)